2025年版!旧盆に沖縄でエイサーを観るならどこの地域で観るのがおすすめ?徹底解説

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沖縄で旧盆時期に、ご先様を迎え送る目的で踊られるエイサー

観光地でパフォーマンスとして演舞しているところもありますが、エイサーを観るなら旧盆時期に沖縄に行って青年会によるエイサーを観るのが断然おすすめです。

とはいえ、「どこへ行けば青年会のエイサーが観れるの?」と疑問に思う方もいるでしょう。

そこで本記事では、旧盆に沖縄でエイサーを観たい方におすすめしたい地域や青年会、旧盆以外で青年会の演舞が観れるおすすめのイベントなどを詳しく紹介していきます。

旧盆に沖縄でエイサーを観に行こうと思っている方はぜひ参考にしてみてください!

この記事で分かること
  • 各地域で観れるおすすめの青年会
  • 旧盆にエイサーを観るときの注意点
  • 旧盆以外で青年会のエイサーが観れるイベント

エイサーを観るなら断然、旧盆がおすすめ!その理由を解説

エイサーを観るなら、旧盆時期に沖縄に行くことがおすすめです。

旧盆時期のエイサーは「道ジュネー」と呼ばれる形式で、それぞれの地域で各青年会が演舞しながら練り歩きます。

ここでは、エイサーを観るなら旧盆時期に沖縄へ行くことをおすすめする理由を詳しく解説していきます。

演舞を間近で観ることが出来る

まず1つ目に、旧盆時期のエイサーは、間近で演舞を観ることが出来ます

旧盆期間中は、各地域の青年会が「道ジュネー」と呼ばれる形態で、それぞれの地域を練り歩きます。

お気に入りの青年会の道ジュネーについて歩きながら演舞を観ることができ、イベントやパフォーマンスでの演舞と違って、観たい場所に移動しながら観ることが出来るのです!

nami
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イベントと違って、地方(じかた)と呼ばれる唄三線も間近で観ることも出来ます!

ガーエー(エイサーオーラセ)を観ることが出来る

旧盆ではガーエー(エイサーオーラセ)を観れることがあります。

ガーエーとは、道ジュネーの際に、他の青年会と鉢合わせになると、相手の唄三線に釣られないように踊り合うことです。

大音量の音楽が混じり合った中で、青年会同士がプライドを持って踊り合います。徐々にヒートアップしていき、熱気に溢れる空間は、この場でしか味わうことが出来ません!

現在は、偶然にガーエーが始まることはほとんどなく、予定して行われることが多いです。

観客が殺到してしまうことを避けるために、SNSなどでの演舞場所を公表していません

私は、現地で青年会の交通誘導をしているOBの方に聞いて演舞場所を教えてもらっています。

ガーエーは沖縄市、北谷町の地区で観られることが多いです

その地域の雰囲気を感じることが出来る

旧盆時期をおすすめする理由の3つ目は、地域の雰囲気を感じることが出来る点です。

最近では、SNSなどでエイサーの認知度も高くなり、パフォーマンスとしての印象が強くなってきているように感じます。

しかし、元々の目的はウンケー(1日目)、ナカビ(2日目)、ウークイ(3日目)の間に集落を道ジュネーで練り歩き、各家の無病息災や家内安全、繁栄を願い、ご先祖の霊を供養することです。

道ジュネーでは普段歩く機会のないすーじ道(路地)に入り、住んでいても知らなかった場所を知ることが出来ます。

そして、そのような場所に昔の沖縄を感じることが出来る風景が残っていたりします。

演舞を自宅前で嬉しそうに観ている人たちや、青年会が継続して活動できるように寄付金を渡している人達を見ると、今は少なくなった人々の触れ合いを見ることもあり、温かい気持ちになります。

旧盆にエイサーを観る際に注意してほしいこと

旧盆でのエイサー演舞はパフォーマンスを目的で行われるものではありません

沖縄の地域に根付く伝統行事を県外から観に行く際は、「お邪魔して観せてもらっている」という気持ちを持っておくことは大切です。

エイサーを観る際に注意してほしいことが以下の3点です。

  • 路駐をしない
  • ポイ捨て禁止
  • 演舞の邪魔にならないようにする

沖縄では年々、旧盆時の苦情が増えてきており、エイサーの存続が危ぶまれてきています。

路駐をしない

まず1つ目が路駐をしないことです。

道ジュネーをしている青年会を見つけると、路駐して観にいく人がいます。

路駐は苦情につながり、青年会の活動に支障が出るので絶対にやめましょう。

しっかりとコインパーキングに駐車しましょう。

ポイ捨てをしない

これはエイサーだけの話ではなく、常識の範囲ですが、実際に旧盆中のポイ捨ては近年問題になってきています。

エイサーを鑑賞しながら、飲食する人も多く、路上のみならず、個人宅の敷地内にポイ捨てするという悪質なケースも見られています。

ごみは責任を持って持ち帰りましょう!

地元の方や青年会の演舞の邪魔にならない

最近ではSNSへの写真や動画アップのために、演舞を撮影する人も増えてきています。

エイサーは地域の人達に対するものです。撮影に夢中になり、地元の方や演舞の邪魔にならないようにしましょう。

小さな路地で演舞している場合は、鑑賞する場所に気を付けることも大切です!

時折、個人宅の敷地内で演舞することもありますが、鑑賞する際は敷地内に侵入しないなど一般常識は頭に入れておきましょう。

各地域別の著者おすすめの青年会

旧盆に沖縄でエイサーを観るなら、本島中部がおすすめです。

青年会は那覇から名護までありますが、今回はエイサーが最も盛んな中部に絞り、それぞれの地区の著者のおすすめの青年会を紹介していきます。

沖縄市

沖縄市は2007年に「エイサーのまち」宣言をしており、青年会の活動が最も盛んです。

沖縄市だけでも22個の青年会が活動しています。(2025年現在)

特に西部地区は集落ごとに細かく青年会が活動しており、旧盆中は色々な方面から太鼓の音が聞こえてきます!

道ジュネーは西部地区(胡屋十字路周辺)に行けば簡単に見つけることが出来ます

諸見里青年会

西部地区にある歴史の長い青年会の1つです。

イベントなどで演舞する際は、楽曲の間に切れ目がなく、最後の唐船ドーイまで踊りっぱなしなのは観ていて圧巻です。

型は全体的に流れるように優美で、大太鼓や締め太鼓にも艶やかさを感じます。

最近ではエイサーの認知度が高くなってきたことと比例して、各青年会の活動も観客を意識した変化を感じることがあります。

しかし、諸見里青年会のエイサーは「地域のためにあるエイサーの形」を継承している青年会の1つだと思います。

諸見里に伝わる獅子が描かれた一回り大きな旗にも注目です。

園田青年会

こちらも西部地区の青年会です。

エイサーが好きな方なら耳にしたことのある青年会ではないでしょうか。

沖縄市の中でも歴史が長い青年会で、映画涙そうそうにも出演したことがあります。

ファンも多く、旧盆中の観客の多さには毎回驚きます。

園田の集落は道が細いところが多く、道ジュネー中は観客が立ち入り禁止の場所もあります

私はこちらの地方の唄三線も注目しています!

交通誘導員の方の指示に従って鑑賞して下さい!

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北谷町

沖縄市のお隣の北谷町では青年会の数は多くはありませんが、「謝苅青年会」と「栄口青年会」はどちらもファンが多く、人気の青年会です。

こちらでは私が好きな謝苅青年会について解説します。

謝苅青年会

沖縄市南桃原から北谷の58号線に抜ける坂道がありますが、そこを中心にして道ジュネーをしています。

謝苅は坂道が多く、道も狭いので中の住宅街に入ってしまうと見つけるのが大変です。

坂道の途中にある謝苅公園に駐車して歩くのがおすすめです。

楽曲はオリジナル曲も多く、「北谷村」や「謝苅イマサンニン」が個人的に好きです。

寄付金をもらった際の、地方の合いの手も沖縄市では聞けないので注目です!

うるま市

うるま市の中でも与勝地区は、パーランクーを使った踊りや酒カタミヤーというポジションがあるなど、他とは違った形のエイサーを観ることが出来ます。

中でも、平敷屋エイサーは約200年以上の歴史があり、県内で最も古い歴史を持つ青年会です。

与勝のエイサーはそれぞれ独自のスタイルで、演舞の楽曲も全く違います!

沖縄市のエイサーと違い、旧盆でも最終日のウークイと翌日に道ジュネーをする青年会が多いです。

旧盆に沖縄に来る際は日程に注意してください!

平敷屋青年会

東と西に分かれていましたが、加入者の減少により、現在は東西合併して演舞しています。

メンバーは高校生から25歳までと定められており、他の地域の人は加入できないなど伝統を守って活動しています。

太鼓はパーランクーのみを使用し、歴史を感じる厳かな雰囲気を演舞から感じられます。

旧盆はウークイの日に、平敷屋拝所前で演舞をします。

公式のインスタグラムで情報発信しているので確認してから観にいくことをおすすめします。

屋慶名青年会

こちらも歴史のある青年会です。

伝統を守りながらも、時代に合わせて楽曲や型を変えてきた青年会で「近代エイサーの本流」とも言われています。

煌びやかな衣装に、空手の動きが原型と言われている独特の腰の落とし方など、踊りも特徴的です。

一糸乱れぬ演舞と、手や足の角度まで揃った踊りは美しく、見惚れてしまいます。

イベントでは大太鼓の演舞がありますが、旧盆では太鼓はパーランクーのみという点も特徴の1つです。

パーランクーの男性的な踊りに対し、「ジーヌー」と呼ばれる女踊りの皆さんは、笑顔も素敵で滑らかな踊りで必見です。

旧盆以外で青年会のエイサーが観れるおすすめのイベント6選!

旧盆は毎年日程が変わることや、年によっては平日にかぶってしまいます。

旧盆に休みが取れなかった…。

でも沖縄で青年会のエイサーが観たい!

このような方はイベントに合わせて沖縄に行くことがおすすめです!

ここでは、毎年開催されているおすすめのエイサーイベントを紹介していきます。

全島エイサーまつり

本島各地から選抜された青年会などの団体や、全国の団体が出演します。

隣の会場でやっているオリオンビアフェストも両方楽しめるのが良いよね!

金曜日から日曜日の3日間にかけて行われ、1日目は会場近くの「ゲート通り」で道ジュネー形式で演舞が披露されます。

後2日間に比べ、近めで鑑賞できることもあり個人的には初日がおすすめです。

イベント名沖縄全島エイサーまつり
料金入場無料
開催場所初日:胡屋十字路周辺 2•3日目:コザ運動公園陸上競技場
開催日時旧盆明け最初の週末
駐車場あり(事前予約必要)バスやタクシーの利用がおすすめ
URLhttps://www.zentoeisa.com/

うるま市エイサーまつり

うるま市の青年会による演舞をこの祭りで一気に楽しむことが出来ます

与勝地方のエイサーを全部、旧盆中に観に行くのも大変なので、この祭りで贅沢に楽しむのも良いかもしれません。

昨年より、開催場所が国道上となり、道ジュネー形式になっています。

道ジュネー形式なので、定位置で全ての演舞を見れないことが惜しいですが、近くで演舞が観れるという点ではおすすめです。

イベント名うるま市エイサーまつり
料金入場無料
開催場所県道75号線(安慶名十字路〜琉球銀行具志川支店交差点)
開催日時毎年10月ごろ
駐車場臨時駐車場あり ※HPで要確認・シャトルバス運行あり
URLhttps://www.city.uruma.lg.jp/1007003000/event/p000029.html

平敷屋エイサーの夕べ

こちらは平敷屋青年会が主催するイベントです。

以上2つの祭りに比べ規模は小さいですが、この会場だからこそ観ることが出来る平敷屋エイサー独特の隊列の変化は見どころです。

余興プログラムでは、実際に火を灯して行う「松明の舞」という演舞もあり、見逃せません。

伝統ある平敷屋エイサーを見ようと多くの観客が集まりますので、演舞を近くで観たい方は場所取りは必須です。

イベント名平敷屋エイサーの夕べ
料金入場無料
開催場所勝連平敷屋 浦ヶ浜公園
開催日時旧盆明けの旧暦7月16日
駐車場なし
問い合わせ先平敷屋自治会 098-978-2231(平日8:30〜17:00)

エイサーフェスティバル in 北谷

北谷の青年会連合が主催しているイベントです。

北谷町の青年会で人気のある謝苅青年会と栄口青年会による演舞はもちろん、友情出演として町外からの青年会による演舞を観ることが出来ます。

友情出演団体が、毎年大体、5団体ほど出演していますが、読谷村や中城村、うるま市などそれぞれの地域から1団体ずつ招かれています。

この祭りで、様々な地域の青年会によるエイサーを楽しめるのがおすすめするポイントです。

イベント名エイサーフェスティバル in 北谷
料金入場無料
開催場所桑江総合運動場
開催日時毎年8月ごろ
駐車場なし ※公共交通機関の利用を推進
URLhttps://eisafes-chatan.com

風山祭

沖縄市の山内中学校区青年会主催によるイベントです。

山内中学校区である南桃原青年会・久保田青年会・諸見里青年会・山里青年会・山内青年会による主催で開催されています。

こちらも沖縄市で人気の青年会の演舞が観れるのはもちろん、友情出演として市内外の青年会によるエイサーが観れます!

大体10団体ほどの演舞が観れるので、しっかりエイサーが楽しめること間違いなしです。

イベント名風山祭
料金入場無料
開催場所山内中学校グラウンド
開催日時毎年7月ごろ 15:00〜
駐車場あり ※スペースが少ないためバス・タクシーの利用がおすすめ
URLhttps://www.kozaweb.jp/events/show/24141

あがりな〜ざとエイサーまつり

こちらは沖縄市の東青年会が主催するイベントです。

個人的には、東青年会での「あやぐ」という楽曲での演舞が好きです!

東青年会による演舞だけではなく、市内外からの約9団体ほどのエイサー演舞を観ることが出来ます。

会場は小さめで、地元のお祭りの雰囲気を楽しむことが出来ます。

エイサー鑑賞の場所取りは14:30〜と決められているので、ルールを守って鑑賞しましょう。

イベント名あがりな〜ざとエイサーまつり
料金入場無料
開催場所若夏公園
開催日時毎年7月ごろ 16:00〜
駐車場なし ※バス・タクシーの利用がおすすめ
URLhttps://agarina-zato.com/

旧盆に沖縄でエイサーを観るには?質問まとめ

青年会のエイサーはどこで観れる?情報はどこで知れるの?

青年会は自分たちの集落を練り歩きます。道ジュネーのコースは大体決まっています。

道ジュネーのコースは公民館や自治会館に地図として張り出されていることもあります。

また、最近ではインスタで情報公開している青年会も多いのでチェックするのがおすすめ。

当日はXやインスタストーリーで「今〜青年会はここにいます」などの情報もたくさん出てきますよ。

道ジュネーは何時までやってるの?

沖縄市・北谷町

  • ウンケー(初日): 出発 17:00〜18:00の間 終了 21時ごろ
  • ナカビ(2日目): 大体ウンケーと同じ時間帯
  • ウークイ(3日目): 出発 17:00〜18:00の間 終了 2〜4時

うるま市(与勝地区)

  • ウンケー(初日): ほぼなし
  • ナカビ(2日目): ほぼなし
  • ウークイ(3日目): 平敷屋青年会→平敷屋神屋前での演舞
  • 4日目:平敷屋青年会→イベント「平敷屋エイサーの夕べ」にて演舞

※青年会によって異なるため、公式インスタで要確認

雨天でもやるの?

青年会によりますが、雨でもやることが多いです。

雨が多い沖縄は途中でスコールが降り始めることも結構あります。

小雨でもそのまま道ジュネーを続けるところもありますが、太鼓の皮が雨濡れ禁止なので演舞を一旦中止にするところもあります。

太鼓の皮が濡れないように、ビニールで保護して演舞を続けている場面も見かけます。

道ジュネーを楽しむために準備した方が良いものはある?

道ジュネーについて歩くことになるので、足元は歩きやすい履き物は良いです。

また、突然スコールが降ってくることがあるので雨具は携帯しておいた方が良いです。

道ジュネーは路地や住宅街を入っていくのでトイレに行きたくなっても行けない場面が多いので注意です。

お目当ての青年会の地域周辺で宿泊先を取ると移動が楽でおすすめです!

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まとめ 旧盆に沖縄でエイサーを観るなら本島中部がおすすめ

確実に旧盆に沖縄でエイサーを観たいなら、中部(沖縄市・北谷町・うるま市)がおすすめです。

旧盆のエイサーは沖縄の伝統行事です。

普段の沖縄観光では味わえないような感動や体験ができること間違いなしです!

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